本日は11月10日水曜日に開催されたPeach Women’s Business Schoolの講義の様子をご紹介します。
Peach Women’s Business Schoolは今年度で5年目を迎える、女性管理職を育成するためのプログラムです。現在、100人を超える卒業生が研修で得た知識や気づきを会社に持ち帰り、それぞれの分野で活躍しています。
今回は、奥村・千村税理士法人代表社員 税理士 公認会計士 奥村 圭氏をお招きし、「財務会計」をテーマに講義をしていただきました。
なお今回の講義は、新型コロナの状況を考慮し、ウェブ講義にて開催しました。
今回の講義では決算書の見方、利益の構造を知る、利益・売上の目標の設定の考え方、目標設定のための戦略の考え方を知ることを前提に、「会計について経営者目線を持てるようになること」を目標に講義をしていただきました。
講義内では、会計について基本的な知識から、財務会計と管理会計の二つに分類して講義を進めていただきました。前半では、財務会計について、損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書、セグメント情報の見方を学び、後半では、管理会計について、粉飾決済、売上/利益の考え方、利益計画の策定方法をご教示いただきました。
グループワークでは学んだことを活かし、自社製品を例に用いながら、販売数量を増やすためには / 固定費を減らすためにはどのような施策と課題があるかといった内容で演習を行いました。
講義終了後の質疑応答では、「どのような視点で財務表を見ればよいか」という質問に対して、奥村氏は「何の目的で見るかによって変わる」と回答されました。具体的には、安全性分析と収益性分析の大きく分けて2つの分析方法があり、場面に応じて使い分けることが重要であるとご教示いただきました。
中には普段数字を扱う機会が少ない受講生もいましたが、朗らかな奥村氏のお人柄と分かりやすいご説明が相まって、終始真剣でありつつもリラックスした様子でした。
アンケートでは、
「財務会計について、普段接することがないため、初めは難しく感じましたが、演習を多く取り入れて頂いたため、分かりやすかったです。」
「財務会計資料は様々な角度からみることができて、面白いです。また、グループワークが多いため、お互いの考え方をより分かり合えるようになっている」
といった感想がありました。
次回は11月24日(水)「異文化コミュニケーション」をテーマに行います。
その様子も後日ご紹介いたします。
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